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GarciaのRockでAquaでオバカな日常。

DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』

アクアリウムは・・・・










美しさが命。




今回初めて外部式フィルターを製作することになった。

サブフィルター(動力無し)は以前『みそだれ君』を製造した事があるのだが、動力ポンプを搭載するフィルターは初めての製作になる。


今回は仕上げを出来るだけ美しく仕上げようと考えた。


DIYをする際、私の場合、必ずモデルとなるモノが存在する。


優れた製品から学ぶのだ。


学ぶは真似る。


そんなところから自分のDIYは始まる。


今回のモデルはこれ。

DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_4215130.jpg


エーハイム2211。

外部式フィルターの老舗、エーハイム社のクラシックモデルだ。
何でも長年大幅な設計の変更が無い所を見ると、相当システム的には理に叶っていると思われる。


本体下部から給水し、上部に据えられたポンプによって水を吸い上げるシステムになっている。
筒内に濾過材を順序良く詰めていき、ろ過を実現している。




似た物無いかなぁ・・とホームセンターへ行くと・・・・

DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_4274851.jpg


あったがな。

夏に向けての定番商品。

冷水筒。








198円。







これや~~~!


ポンプはGEXのイーロカって奴がパワーが少ないらしいので小型水槽にはピッタリだ。
DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_4325341.jpg



ポンプの吐水量が多いと今回は困る。
18㌢キューブなんて小さい水槽に底砂のソイル敷いて水草を植えて、底面フィルターを設置してなんてしたら水は3㍑程度しか入らない。そんなところに強力なポンプで送水なんかした日には・・・。



ソイル(土)がぶわぁぁぁ~~っと舞う。


完全に頂けない。

そんな理由で水中フィルターで一番水流の弱いものを選んでみた。
仕組みは簡単だが、水流調整も出来るものだったのでさらに助かった。


蓋の麦茶の出て来る所に電源コードを通して上部に固定する仕組みにした。


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送水部分の加工をする。ポンプの排水口に直結する付属のL字パイプを簡易水流調節タップに取り付ける。
そしてエアレーション強制注入用の分岐をその先に付ける。


DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_4453643.jpg


若干はまり具合が弱いので融着テープで補強する。その際、付属のプラパイプでつなぐのだが、何故か1本しかない。




むかつく~~~。
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一刀両断。


短いので注意しよう。


ここまでの作業に使った部品は全てイーロカに付属されていたものを使用しています。


さて、水筒側の加工を行う。


まず、水筒下部と上部、それぞれの吸・排水口にあたる場所にドリルで穴を開ける。


その際、あまり大きな口径のドリルは使用しない事。


素材がプラスチックな上、厚みがないのでドリルの刃が巻き込みをおこして割れてしまいます


3㍉程度の口径のドリルで穴を開け、リーマー(↓写真:穴を大きくするツール)を使ってゆっくり穴を拡張していってください。

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・・・・ピンク色、まずかったかなぁ・・・・・。



さておき、前回『ダンツカ君』でペンディングしていたグロメットを使用して、防水しよう。

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見よ!このスッキリ感。

こういうのを『プロ仕上げ』と呼ぶのだ。

ただし、穴を大きくしたら一巻の終わりなのでくれぐれも慎重に穴あけしてください。

グロメットに押し込んだL字ジョイントや排水側の組み立てたパイプは接着剤なしで水漏れもありません。


これは結構いけるかも。

電源コードを出している蓋の部分はエポキシパテで埋めてシリコンコークで水密を図っておく。

後は中にろ剤を詰めていく。

DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_514540.jpg


上から・・・

ポンプ

園芸用鉢底マット(丸型:小・筒のサイズに合わせてカット。仕切り用)

ゼオライト(三角コーナーネット細目に入れたもの)

竹炭(同じくネットに入れたもの)

ウールマット(円形にカットして薄くしたもの)

荒めのスポンジ(100均で購入・円形にカット)

エーハイムサブストラッププロ(バクテリア定着用ろ剤)

ウールマット(超薄め・仕切り用)

エーハイムメック(バクテリア定着&物理ろ剤・リングタイプ)

園芸用鉢底マット(丸型:小・筒のサイズに合わせてカット。仕切り用)

荒めのスポンジ(100均で購入・給水パイプの部分はカットして筒に合わせたもの)


というラインナップで詰めた。



ゼオライトは100均の園芸コーナーに売ってるもので水槽セット初期に出るアンモニアを吸着する働きがあるそうな。また、竹炭はにごりや臭いを取る働きがあり、中でも竹炭は殺菌効果と吸着力が炭の数倍あるそうなので使用してみた(これも100均園芸コーナーにて購入)。

この2つは水槽の水質が安定したら必要なくなるので取り出しやすいように三角コーナー用のネット(やっぱ100均にて)の細かい目のものを使用している。




100均様サマである。


しかしこの出来栄えには満足なのだ。


DIY~外部式フィルター『麦茶くん2011』_e0112895_5305016.jpg


排水口もすっきりしている。上部のコックで水流調節が出来る。

前回日記で作った底面フィルター『文具トレー君』と『麦茶くん2011』の給水パイプをホースで直結する。
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排水パイプはホースから水槽へ。30cm水槽で使用しなくなったシャワーパイプ(プラスチックのパイプに穴を開けただけのもの)を加工する。

水流を弱める為、パイプに穴をたくさん開けるだけなのだが。



そして合体!



ばびび~~ん



『合体メカ安上がり君』




堂々完成!


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ちゃっかり石組み水草水槽。
エキノドルス・テネルスとアヌビアス・ナナ・プチをメインにJaMezから貰った小さいミクロソリウム使用。
石は川で××って来た。
ベタ君もこの弱い水流ならご満足なのか、好き勝手泳いでいる。
隣の丸い水槽には彼の嫁が泳いでいる。



一度はたたき出されたが。




制作費2000円足らず。ろ剤入れても2500円かからないだろうな。



普通は6000円程するんだよ~ん。



フィルターだけで。



だから



いつまでも



やめられない。








ドリーム・シアターのアウェイクを聴きながら。




※ブログ中に出てくる自作品はあくまで私個人が自己責任の上改造・自作した物であり、製品の精度を保障する物ではありません。もし参考に製作する場合、一切責任は製作者ご自身の下、製作いただきますよう、お願いいたします。質問等はコメント欄にてお答えいたしますが、成功、失敗を問わず、作る人の自己責任ですのでご理解願います。




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by sevens-door | 2009-05-22 05:40 | DIY フィルター
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